現在、国会で、安倍政権が提出した安全保障法制についての議論が行われている。
野党側のとにかく反対という姿勢も気に入らないが、特に、マスコミの批判的な報道が目立つのが気になる。例えば、この法案を通せば、日本は戦争に巻き込まれる。戦争のできる国になるとか、感情論を煽り立てているのではないか?

こういう状況は、かつての60年代、70年代の安保闘争を思い出す。当時、日米安全保障条約を締結すれば、日本は戦争に巻き込まれると声高に叫ばれ、学生運動が巻きおごり、最後には、過激派(今風にいえばテロリスト)を生み出した。

しかし、その後、日本は戦争に巻き込まれたのか?いや逆に、日本に米軍基地があり、日米安保条約があったからこそ、日本に戦争をしかける国はなかったのではないのですか?
こういえば、反対派のひとたちは、憲法9条があったからだというでしょう。本当でしょうか?日本国憲法の全文を言える人は何人いるでしょう?ましてや、他国の憲法の条文を知ってる人っているんですかね?日本だけが、9条があるから戦争しませんと言ったところで、戦争をしかける側は、そんなこと関係ありません。しかも、となりの国々では、日本は軍国主義国家だと本気で思ってる人が多いのが現実です。

今、南シナ海で何が起こってるのか?米軍基地を追い出したフィリピンは、わずかばかりの土地を得て、自国の大きな海域を失ってしまった。今まさに、日本も中国という軍事大国に、大事な領土、領海を狙われています。

残念ながら、日本には、核兵器まで所有している中国に単独で戦う力はないのです。経済、軍事ともに大国となった中国、それに対して昔のような力はなくなってきたアメリカ。この先アメリカに、日本を守ってもらうためには、日本も相応の負担を負い、日米同盟を強化し、集団的自衛権をはじめとした安保法制を改定しなければならないのです。今のまま放置していれば、いずれアメリカのほうから、安保条約を破棄するという事態だってありえるのです。

現代において侵略戦争など起こるのかという平和ぼけなひとたちもいるでしょうが、ウクライナでは、すでにクリミア半島をロシアに奪われ、今もロシアが支援している親ロシア派との間で戦闘が続いています。なぜ、こんなことになったか?それはウクライナの一番の同盟国がロシアだったからでしょう。ロシアと敵対してしまった以上、ウクライナは単独でロシアと戦わなければならず、もちろん軍事的にかなうはずもないのです。一部の大国をのぞき、単独で、国を守れる国はありません。有名なところでは、ヨーロッパのNATOのような複数の国々での軍事同盟で国を守っているのです。また、国連などはほとんど役に立たないのが現実です。そもそも、ロシアは、安保常任理事国であり、国連では、拒否権を発動して終わりです。そして、中国も常任理事国であるということを、忘れてはいけません。

野党のみなさんも、重箱のすみをつつくような、議論ばかりせず、この法案に反対するのなら、どうやって中国の脅威から日本を守れるのか対案をしめしてほしい。つづく・・・